補語がある文(SVC文)
🔸例文
She was a painter.
彼女は画家だった。
She became a painter.
彼女は画家になった。
🔍解説
この文の「a painter」は、主語(She)を説明する言葉で、
補語(complement)と呼ばれます。
つまり、
She = a painter
このように、主語とイコールの関係をつくる動詞を「状態・変化を表す動詞」といい、
be動詞のほかにも次のような動詞が使えます。
| 動詞 | 意味 | 例文 | 日本語訳 |
|---|---|---|---|
| become | ~になる | He became calm. | 彼は落ち着いた。 |
| look | ~に見える | She looks busy. | 彼女は忙しそうに見える。 |
| get | ~になる | It got cold. | 寒くなった。 |
| grow | ~になる | He grew tall. | 彼は背が高くなった。 |
| seem | ~のように見える | He seems honest. | 彼は正直そうだ。 |
| feel | ~と感じる | I feel hungry. | お腹がすいたと感じる。 |
| turn | ~に変わる | The sky turned pink. | 空がピンク色に変わった。 |
よし文型は英語の「設計図」。
構造を理解すれば、長文読解も英作文も一気にラクになります。



長文が読めないのって、文型を意識してなかったからかも…
目的語がある文(SVO文)
🔸例文
He became a chef.(SVC)
彼は料理人になった。
He visited a chef.(SVO)
彼は料理人を訪ねた。
🔍解説
一見同じ「a chef」でも、
- became は「主語=補語」の関係 → SVC文
- visited は「動作の対象」 → SVO文
このように、同じ名詞でも文型が変わると文の意味も変わります。
| 文型 | 構造 | 例文 | 意味 |
|---|---|---|---|
| SVC | 主語+動詞+補語 | He became a chef. | 彼はシェフになった。 |
| SVO | 主語+動詞+目的語 | He visited a chef. | 彼はシェフを訪ねた。 |
💡文型チェック例
| 文 | 文型 | 意味 |
|---|---|---|
| He lives in Kyoto. | SV | 彼は京都に住んでいる。 |
| He became a teacher. | SVC | 彼は先生になった。 |
| He studies English. | SVO | 彼は英語を勉強している。 |
目的語が2つある文(SVOO文)
🔸例文
He gave her a notebook.
彼は彼女にノートを渡した。
He gave a notebook to her.
彼は彼女にノートを渡した。
🔍解説
この文のように「〜に(人)/〜を(物)」が並ぶとき、
英語では SVOO(主語+動詞+間接目的語+直接目的語)という形をとります。
| 構造 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| give A B | AにBをあげる | He gave me advice. |
| send A B | AにBを送る | She sent him a message. |
| show A B | AにBを見せる | I showed her my photo. |
| tell A B | AにBを話す | He told us a secret. |
| buy A B | AにBを買ってあげる | He bought his son a toy. |
| make A B | AにBを作ってあげる | Mom made me a sandwich. |
💡 to型/for型のルール
| 動詞 | 前置詞 | 例文 |
|---|---|---|
| give / send / tell / show | to | I gave it to Tom. |
| buy / make / cook | for | She cooked breakfast for me. |
目的語+補語がある文(SVOC文)
🔸例文
We called him Ken.
私たちは彼をケンと呼んだ。
We made him happy.
私たちは彼を幸せにした。
🔍解説
この文の「Ken」や「happy」は、
目的語(him)を説明する語です。
つまり「目的語+補語(=目的格補語)」をとる形。



構文は SVOC(主語+動詞+目的語+補語)
| 動詞 | 構造 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| call | AをBと呼ぶ | call A B | Everyone calls her Kate. |
| name | AをBと名づける | name A B | They named the cat Luna. |
| make | AをBにする | make A B | We made him our leader. |
💡形容詞補語をとる場合
| 構造 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| make A + 形容詞 | Aを〜の状態にする | We made him angry. |
| keep A + 形容詞 | Aを〜のままにする | Keep the door closed. |
| leave A + 形容詞 | Aを〜のままにしておく | She left the lights on. |
🧠「物」が主語になるパターン
The movie made me cry.
その映画は私を泣かせた。
His words left me speechless.
彼の言葉は私を言葉も出ないほど驚かせた。



このように「物」が主語、「人」が目的語になることもよくあります。
文型のまとめ
| 文型 | 構造 | 例文 | 意味 |
|---|---|---|---|
| SV | 主語+動詞 | He runs. | 彼は走る。 |
| SVC | 主語+動詞+補語 | She became a nurse. | 彼女は看護師になった。 |
| SVO | 主語+動詞+目的語 | He studies math. | 彼は数学を勉強している。 |
| SVOO | 主語+動詞+間接目的語+直接目的語 | He gave me a gift. | 彼は私にプレゼントをくれた。 |
| SVOC | 主語+動詞+目的語+補語 | They made him captain. | 彼らは彼をキャプテンにした。 |
- 補語(C)=主語の状態を説明する語
- 目的語(O)=動作の対象となる語
- SVOO=「〜に」「〜を」の2つの目的語
- SVOC=「〜を〜にする」構文


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