否定文と存在文の使い方
さまざまな否定文の作り方
基本の否定文
She doesn’t eat bread.
(彼女はパンを食べません)
never を使って「まったく〜しない」
She never eats bread.
(彼女は一切パンを食べない)
✅ 例文:
We will never forget this day.
(私たちはこの日を絶対に忘れません)
He never tells the truth.
(彼は決して本当のことを言いません)
not と all / every / always の組み合わせ
“not” が “all”“every”“always” などの前につくと、
「全部〜ではない」「いつも〜とは限らない」という部分否定の意味になります。
I didn’t read all of the books.
(本を全部読んだわけではない)
He is not always busy.
(彼はいつも忙しいとは限らない)
よし部分否定は「一部だけを否定」するニュアンスになります。
seldom(めったに〜しない)
She seldom watches movies.
(彼女はめったに映画を見ません)
no・nothing・nobody で表す否定
no を使う文
I don’t have a car.
(私は車を持っていません)
I have no time for lunch.
(昼食をとる時間がまったくない)
✅ 例文:
I have no money today.
(今日は全然お金がない)
No students came to class.
(授業に生徒は1人も来なかった)
She has no sisters.
(彼女には姉妹がいない)
nothing / nobody / no one の使い方
I know nothing about that story.
(その話について何も知らない)
Nobody knows the answer.
(答えを知っている人はいない)
little を使った否定
He has little interest in sports.
(彼はスポーツにほとんど関心がない)
「ある・いる」を表す文(be動詞)
基本文
He is my uncle.(彼は私のおじです)
He is in Kyoto.(彼は京都にいます)
be動詞を使った文の例
Your phone is on the desk.
(あなたのスマートフォンは机の上にあります)
I was at the station yesterday.
(私は昨日駅にいました)
否定文と疑問文
They were not in the park.
(彼らは公園にいませんでした)
Is she at home? — Yes, she is.
(彼女は家にいますか? ― はい、います)
Where are you? — I’m in a café.
(どこにいるの? ― カフェにいるよ)
“live” と “be” の違い
I live in Osaka.(私は大阪に住んでいる)
I am in Osaka.(私は大阪にいる)
There is / are 構文(存在を表す)
基本文
There is a book on the table.
(テーブルの上に本があります)
例文いろいろ
There is some juice in the fridge.
(冷蔵庫にジュースがあります)
There are many students in the room.
(部屋には多くの学生がいます)
否定文・疑問文の形
There wasn’t a cloud in the sky.
(空には雲ひとつなかった)
Is there a TV in your room? — No, there isn’t.
(部屋にテレビはありますか? ― いいえ、ありません)
Are there any apples in the basket? — Yes, there are.
(かごにリンゴはありますか? ― はい、あります)
how many / how much と組み合わせて
How many chairs are there in the room? — There are fifty.
(部屋にはいくつ椅子がありますか? ― 50脚あります)
まとめ
| 否定の種類 | 英文例 | 日本語訳 | ポイント |
|---|---|---|---|
| not を使う基本否定 | She doesn’t eat bread. | 彼女はパンを食べません。 | “doesn’t + 動詞の原形” を使う。三単現でも動詞にsは付けない。 |
| never(決して〜しない) | He never tells the truth. | 彼は決して本当のことを言いません。 | 「絶対に〜しない」という強い否定。感情が強め。 |
| 部分否定(not + all / every / always) | He is not always busy. | 彼はいつも忙しいとは限らない。 | 全部を否定せず「一部はそうではない」という意味。 |
| seldom(めったに〜しない) | She seldom watches movies. | 彼女はめったに映画を見ない。 | “never” よりも柔らかい頻度の否定。 |
| no + 名詞 | I have no time for lunch. | 昼食の時間が全くない。 | “no + 名詞” で「1つも〜ない」という完全否定。 |
| nothing / nobody / no one | Nobody knows the answer. | 答えを知っている人はいない。 | “nothing”=何も、“nobody”=だれも。名詞の代わりに使える。 |
| little(ほとんど〜ない) | He has little interest in sports. | 彼はスポーツにほとんど興味がない。 | “no”より弱い否定。少しはある可能性を含む。 |
| 文の種類 | 英文例 | 日本語訳 | ポイント |
|---|---|---|---|
| be動詞の存在文 | He is in Kyoto. | 彼は京都にいる。 | be動詞で「いる・ある」を表す。 |
| be動詞の否定文 | They were not in the park. | 彼らは公園にいなかった。 | “be + not” の形。過去形は “was / were”。 |
| be動詞の疑問文 | Is she at home? | 彼女は家にいますか? | “be動詞” を文頭に出すだけ。 |
| There is / are 構文 | There is a book on the table. | テーブルの上に本があります。 | “There + be + 名詞” で「〜がある/いる」。 |
| There の否定文 | There isn’t a TV in your room. | あなたの部屋にテレビはありません。 | “There + isn’t / aren’t”。 |
| There の疑問文 | Are there any apples in the basket? | かごにリンゴはありますか? | 複数のときは “Are there〜?”。 |
| 数を尋ねる表現 | How many chairs are there? | 椅子はいくつありますか? | “How many + 名詞 + are there?” で数量を尋ねる。 |
否定文は “not”“never”“no” などを使い分けることで、
「まったく〜ない」「めったに〜しない」「全部が〜とは限らない」など、
さまざまなニュアンスを表現できます。
また、“There is / are” は「存在を示す」便利な構文です。
be動詞との違いを理解すれば、会話でもスムーズに使いこなせます。
✅ ポイント
- 一般動詞は “do / does + not”
- 強い否定は “never / no / nothing”
- 存在を表すなら “be動詞” または “there is / are”


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